LAND OF THE DEAD ランド・オブ・ザ・デッド ジョージ・A・ロメロ
久々に映画を見た。初日のランド・オブ・ザ・デッド。ロメロ監督はハリウッドから追い出されて…もうゾンビシリーズ作れない、あるいは作らないと思っていたけれど、去年のドーン・オブ・ザ・デッドのスマッシュヒットのおかげで、ハリウッドに返り咲き!UIPの取締役連中も着眼点はイイかもね。
最近、ゾンビものは定期的に公開されている。「バイオ・ハザード」「28日後」「ドーン・オブ・ザ・デッド」。未見の作品では、あまりに出来が悪そうな「ハウス・オブ・ザ・デッド」、Made in UKの「ショーン・オブ・ザ・デッド」、オーストラリアの監督が撮った「アンデッド」等など。近年だけで6作品も公開されている。
ゾンビブームかって…。そうかも。あまりに現実が残酷だから、現実よりももっと残酷な映像が見たいんだ!観客たちは!きっとそうに違いない…なんていう評論みたいのはおいといて。
人間ってとことんダメなんだって言い放ちつつも、いい面もあるんだよっていうね、紋切り型のメッセージしか汲み取れなかったけど、安心して観賞できた。
ドーン・オブ・ザ・デッドのような、すごい後味の悪さは、ここにはない。多くの人…生命が殺されても(ゾンビが生きているとして)、何も変わらずに世の中は流れていく…そして爽やかなエンディング。
ここには今までのゾンビ三部作にあった(デイ・オブ・ザ・デッドはちょっと変わってたけど)悲壮感やアイロニーはない。まあ、劇中にはいっぱいあるけれど。
ある意味、本当にこれで彼の、監督の中でゾンビシリーズは完結したのかもしれない。
そこにメッセージ性はなくても、自分には十分伝わってきたような気がする。
ゾンビに破壊された都市を後にして去っていく主人公こそ「ロメロ」自身なんではないだろうか。
「ソンビのジャンルは、若い人たちに任せたよ。これからがんばって…」
最後にデッドリコニング号が打ち上げる花火は、これからゾンビ映画を撮る監督たちに捧げられているのでは…。
ロメロはデッドリコニング号に乗りながらどんな映画を撮ろうか考えているんだろうか?
それとも、またハリウッドで撮ってはみても、やっぱコリゴリだなんて思っているんだろうか?
そこがイチバン知りたい………でも、それって主人公の将来じゃん。コレってヤラレたってコト?

